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「ABC」の部屋

池内晶子さんの2017年12月ギャラリー21作品について

大和由佳 赤い糸だけでできた作品は、大きく分けて宙に浮いて見える上の層と床に広がる下の層からできています。はじめ、その全体像は大きく回転する星雲を思わせるのですが、部屋の壁の数カ所につながれた糸の張り詰め方は、その総量がどれほどのものかを伝え、いくつもの糸の結び目もまた、それをおこなったひとの指の繊細な動きを想起させるので、膨らみそうになった自分のイメージは等身大に引き戻されていきます。赤という身 […]

宇治郷毅氏による「木下長宏」紹介

旧友宇治郷毅さんが、「同志社大学校友会神奈川支部」のweblog に「木下長宏」を紹介する長文のエッセイを寄稿してくれました。エッセイというより論文に近い力の入った文章で、こんなふうに書いてもらうと面映ゆく恥ずかしいのですが、ボク自身忘れていたことも拾い上げてもらっており、ABC のみなさんにも「木下」を知っていただく良い資料になると思い。宇治郷氏の許可をもらって、この一万字を超える「木下長宏」論 […]

坂本恭子さんから、年末の池内晶子さんの展覧会に対する文章をもらったので掲載します。

昨年末のgallery21yo-jの池内晶子さんの新作展、私も行ってまいりました。数年前に池内さんを知ってから、すっかりファンになって作品を追いかけてきましたが、今回は、戸惑いにちかい不思議な感覚に捕らわれました。あの場で見たもの、考えたことは、どれだけ反芻しても整理しきれないのですが、「2018年年頭のご挨拶」への返信にかえて、感想を送らせていただきます。  池内さんの今回の作品の前に立ったとき […]

近代の”あわい”─木下長宏の思想が寄り添う芸術達─

椋本 輔(情報学研究者・木下ゼミ卒業生)  私塾「土曜の午後のABC」や大学、著作といった場を通して、木下長宏が向き合い論じて来た、芸術・芸術家達。その対象の幅広さは、権威の言葉や概念に基づく分類に縛られた=安住した見方からは、雑多な「詰め合わせ」のように映るかも知れない。  木下は『美を生きるための26章─芸術思想史の試み─』のA~Zまでのセレクションに代表されるように、「〈美〉や〈芸術〉にかか […]

森脇孝介くんからの手紙

広島から、ABCにやって来る森脇孝介くんから、こんな手紙をもらいました。皆さんにも読んでもらいたいと、ご本人の了解を得て、ここに掲載します(木下長宏)